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犬潜伏中 Dog's Hideout 
2007年
03' 36''、カラー, ステレオ, 言語:日本語
コンセプト・編集・グラフィック:GUP-py


映像サンプル
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作品解説

同名の展覧会のドキュメントビデオ。
その展覧会には、人が1人入るほどの大きさの、のっぺりとした白い箱形のオブジェ作品があるのみ。オブジェにはスピーカーを想起させる小さな穴が複数あいている。訪れる人が少ないため、展覧会の監視人は暇つぶしに本を読んでいる。時々ページをめくる監視人の手の動きのほかは、時が静止しているかのようだ。
しかし時間が経過するにつれ、オブジェが監視人の方へ少しずつにじり寄っていることが確認される。いつの間にかオブジェがすぐ横まで来ていることに気がついた監視人は、不審には思うものの、椅子を反対側にずらすだけで、本を読み続ける。ややもしてオブジェが再び接近すると、監視人はまた少し反対方向に移動する。
時間の経過はオブジェの移動距離からだけではなく、壁時計の針の動きからも見てとれる。なお、壁時計は、GUP-pyの過去のインスタレーション作品に(「休暇の家の旅行犬」2003)壁画として登場している。
のろのろとオブジェが移動する以外にはこの展覧会では何も起こらないのだが、数時間が経過して展覧会が終了時刻を迎える頃には、オブジェは画面の右端まで移動し、監視人はついに画面の外に追いやられてしまっているのが分かる。




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